

吟子
吟子
これを形にするのが大変なのは分かる……。
分かるけど……。
吟子
吟子
小鈴……。
吟子
吟子
ひとりで考えさせてって言ったのに。
小鈴
小鈴
ごめん! 気になって、追いかけてきちゃった。
吟子
吟子
でも、ありがとう。
ちょっとひとりだと、煮詰まっちゃいそうだったから。
吟子
吟子
さっきの話、小鈴はどう思う?
小鈴
小鈴
徒町は、すごくいいアイディアだと思ったよ!
小鈴
小鈴
確かに、とんでもない規模になっちゃうんだろうけど……。
でも、ほんとに無理なのかなあ。
吟子
吟子
……私は、ぜったい無理とは言えないって思ってて。
吟子
吟子
街の人たちは、応援したいって言ってくれてるわけだから……。
吟子
吟子
私たちだけじゃなくて、
そういう人たちとも一緒に作っていくって考えたら……。
小鈴
小鈴
みんな、頼めばきっと協力してくれるよ!
吟子
吟子
うん。 街の人たちとしっかり話し合って、
何ヶ月も時間かけて、じっくり準備していければ、きっとーー。
吟子
吟子
あ……。
小鈴
小鈴
吟子ちゃん?
吟子
吟子
……それじゃダメだ。
小鈴
小鈴
えっ、なんでダメなの?
吟子
吟子
おばあちゃんが言ってたんだよ。
吟子
吟子
ラブライブ!の優勝から今までのことがあって、
みんな盛り上がってくれてるって……。
吟子
吟子
でも、優勝からもう八か月経って……。
今年のラブライブ!も、もうすぐ始まる。
吟子
吟子
いつまでもみんなが応援してくれるわけじゃ、ないと思う。
吟子
吟子
それに……。
吟子
吟子
うかうかしてたら、花帆先輩だってすぐに、卒業しちゃう。
小鈴
小鈴
あ、それは……。
うん、そうだね……。
吟子
吟子
一緒にやれるチャンスが、今だけなら……。
吟子
吟子
……やるなら、今しかないんだ。
吟子
吟子
規模はすごく大きいけど……。
無理かどうかは、結局、やってみないと分からない……。
吟子
吟子
今までだって……小鈴は、ずっとそうしてきたもんね。
小鈴
小鈴
……えっ!? か、徒町!?
吟子
吟子
うん。 いっつもすごいなって思ってるよ。
吟子
吟子
私がいちいち迷ったり、立ち止まってる間にも、
小鈴はひとりで3つも4つも新しいことにチャレンジして……。
吟子
吟子
最近はすっかり『自分ごとき』って言わなくなって。
どんどん前に向かって成長していって。
小鈴
小鈴
それは……うん。
徒町がそうしようって、決めたことだから。
吟子
吟子
だからね、私だって、小鈴に負けてらんないなって。
小鈴
小鈴
吟子ちゃんまで姫芽ちゃんみたいなことを!?
吟子
吟子
本当にできるの?
って思うようなことでも、やってみなくっちゃ。
吟子
吟子
小鈴や、スクールアイドルクラブのみんなを見習って……あとは、
私の覚悟次第なんだから。
小鈴
小鈴
徒町は……吟子ちゃんなら、ぜったいできるって思うよ!
小鈴
小鈴
さっき、迷ったり立ち止まったりって言ってたけど……。
小鈴
小鈴
徒町の目から見たら、ひとつのことをちゃんとしっかり考える吟子ちゃんは、
いつだって確実に前に進んでるって思うもん!
小鈴
小鈴
悩んでるその時間だって、無駄なんかじゃないよ、ぜったい!
小鈴
小鈴
入学からずっと吟子ちゃんを見てる徒町が保証するよ!
吟子ちゃんはすごい人なんだから!
吟子
吟子
……そういうところ、いつも助かってるよ。
小鈴……あんやとね。
小鈴
小鈴
えへへ……。
小鈴
小鈴
それじゃあ、吟子ちゃん!
吟子
吟子
うん……。
だったらーー!

花帆
花帆
今……。
吟子
吟子
そう! やっぱり、今応援してくれる人の気持ちは、今受け取らなくっちゃ。
吟子
吟子
街の人も、時間も、いつまでも待ってくれるわけじゃないんだから。
吟子
吟子
確かに、ものすごく規模は大きいけど!
でも、私はそれだけを理由に、このせっかくのチャンスを無駄にしたくない!
姫芽
姫芽
おお~、吟子ちゃんが燃えてる~!
吟子
吟子
みんなはどう、ですか?
やっぱり無理だって思いますか?
さやか
さやか
……いえ、絶対に無理だとも言い切れないはずです。
まずは、街の方々と話してみないと……。
泉
泉
とはいえ、街の人たちも、
こんな途方もない相談をされるとは思っていないんじゃないかな。
花帆
花帆
そりゃ、最初はびっくりしちゃうかもしれないけど……。
花帆
花帆
でも、あたしは大丈夫だと思う!
瑠璃乃
瑠璃乃
ちなみに、そう言い切れる理由は?
花帆
花帆
だって、あたしたちには吟子ちゃんがいるんだよ!
瑠璃乃
瑠璃乃
確かに~!
花帆
花帆
今までずーっと吟子ちゃんは、金沢の伝統を伝えたい、
金沢のこと大好き!って言い続けてきたんだから!
花帆
花帆
地元の人だったら、そんな吟子ちゃんの熱い気持ちに触れたら、
なんでもしてあげたくなっちゃうこと間違いないよ!
小鈴
小鈴
間違いないです! 徒町もそう思います!
吟子
吟子
そ……。
吟子
吟子
そうだよね! だって私も、私なりにがんばってきたんだから!
みんな私の話なら聞いてくれるはずだよ! ぜったい!
姫芽
姫芽
お、おお~?
セラス
セラス
吟子先輩が、無理してる……!
吟子
吟子
ぐっ……。 こ、これぐらい言い張っておかないと、
自分の中のなにかに負けちゃいそうで……!
姫芽
姫芽
愛おしいね~……。
セラス
セラス
ね~。
吟子
吟子
そこうるさい!
泉
泉
ふふ。 確かに、人が動くときというのは、
強い気持ちに触れたときなのかもしれないね。
泉
泉
ただ、言った通り、相手は大勢だ。
泉
泉
具体的にどうするのかも考えていかないと、
簡単には動いてくれないとも思うのだけれど。
泉
泉
吟子さんには、その辺りのアイディアはあるのかな?
吟子
吟子
それは、これからみんなで考える!
吟子
吟子
今までだって、どんな大変なときも、
みんなで考えてどうにかしてきたんだから。
吟子
吟子
泉さんにもアイディアを出してもらうからね!
泉
泉
ふふ……なるほど、そうきたか。
瑠璃乃
瑠璃乃
何かもう、やってみる方向で決まっちゃった感じだねえ。
さやか
さやか
そうですね。
でも、いいんじゃないでしょうか。
さやか
さやか
新しい計画を立てるのも、難しい計画を立てるのも、ワクワクします。
さやか
さやか
わたしももう、その気になっていますから。
このイベントは確実に、Bloom Garden Partyへの追い風にもなりますし。
瑠璃乃
瑠璃乃
そこは間違いないね。
花帆
花帆
ねえ吟子ちゃん。 このイベント、なんて名前にする?
吟子
吟子
えっ、名前?
花帆
花帆
そう! 吟子ちゃんの夢を形にしようってイベントだもん。
さやか
さやか
プレゼンするにも、名前があったほうがわかりやすいですしね。
瑠璃乃
瑠璃乃
ここは吟子ちゃんに、名付け親になってもらわないと!
吟子
吟子
名前か……何がいいかな……。
セラス
セラス
モモセ☆ギンコのプリティ・ドリーミン・カーニバル……。
姫芽
姫芽
せらりんちょっとお口チャックしとこうね~。
セラス
セラス
えっ……!?
吟子
吟子
金沢の街……。
コラボ……。
吟子
吟子
街の人たちと一緒に……花咲く……。
それに、これはきっと、何日かにわたるイベントになるから……。
吟子
吟子
ーーBloom Days。
吟子
吟子
……とか?
花帆
花帆
すっごくいい!
小鈴
小鈴
みんなで花咲く日々! このイベントにぴったりだよ!
セラス
セラス
善きかと!
姫芽
姫芽
吟子ちゃんらしくて、アタシも好きだな~。
花帆
花帆
じゃあ、今からスタートだね!
花帆
花帆
Bloom Days実行委員長! 号令をお願いします!
吟子
吟子
なっ……い、委員長!?
吟子
吟子
……わ、わかった。
吟子
吟子
じゃあみんな! Bloom Days、絶対に成功させよう!!

花帆&さやか&瑠璃乃&小鈴&姫芽&泉&セラス
花帆&さやか&瑠璃乃&小鈴&姫芽&泉&セラス
おー!!