
吟子
吟子
おはようございます。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
おはようございます。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
会場の壁にかかってる、あの布。
吟子
吟子
え?
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
ちょっとずつ、書き込みが増えてきましたね。
吟子
吟子
……ああ、そうですね。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
あれって……。
吟子
吟子
花帆先輩が飾ったものです。
吟子
吟子
あの布を書き込みでいっぱいにするのが、私たちの今の目標です。
『目指せ、花丸大成功』と、花帆先輩はそう言ってました。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
花丸大成功……。 そうですか。
吟子
吟子
では、本日もよろしくお願いします。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
はい。
吟子
吟子
ん、ん……。

吟子
吟子
『ぴんぽんぱんぽーん。 ええと……
それでは、本日も一日、がんばりましょう!』





花帆
花帆
ええっ!?
あたしたちスリーズブーケと一緒にステージに立ちたい、の……!?
スクールアイドルA
スクールアイドルA
はい! 8月のスクールアイドル合宿でもよくしてもらいましたし!
その前からも、ずっとずっと憧れてて!
花帆
花帆
しかも、こんなにたくさん……!?
スクールアイドルB
スクールアイドルB
お願いします!
どうしても『笑顔の天才』の花帆先輩と、一緒がいいんです!
花帆
花帆
あたし、そんな風に言われてるの!?
花帆
花帆
う、うん、わかった!
ステージをもうちょっと大きくしてもらうように、お願いするね!
花帆
花帆
みんなで一緒に、ステージの上でも繋がろうね!
スクールアイドルA&スクールアイドルB
スクールアイドルA&スクールアイドルB
わあー!
スクールアイドルB
スクールアイドルB
はい! はいはい!
だったらせっかくなので、同じ衣装を着たいです!
スクールアイドルA
スクールアイドルA
えー!? それ最高すぎー!
花帆
花帆
い、衣装も……! ちょっと待ってね!
吟子
吟子
え……何人いるんですか……。
花帆
花帆
46人!
吟子
吟子
そんなに………………?
吟子
吟子
ちょっと待って……。 Starring Bloomまでに私たちと合わせて
48人分の衣装を作るってことは…………。
吟子
吟子
い、一日が100時間あっても足りない…………。
花帆
花帆
あたしの時間もあげるから! ぜんぶ使って!
吟子
吟子
う、うん……いやそれどうやるん!?
花帆
花帆
あ、だったら!
花帆
花帆
ねえ、みんな!
みんなでお揃いのライブTシャツを作るのはどうかな!?
スクールアイドルA
スクールアイドルA
ライブ……。
スクールアイドルB
スクールアイドルB
Tシャツ……。
スクールアイドルA&B
スクールアイドルA&B
それすっごくいいです! かっこいい!
花帆
花帆
やったっ!
花帆
花帆
これならプリントするだけで作れるよ!
吟子
吟子
そ、そうだね……。
吟子
吟子
でもそれにしたって、一からデザインはしなきゃで……
きょう帰ったら早速、デザイン画を用意して……。
吟子
吟子
Tシャツを印刷してくれるお店も、探さなきゃ……!
吟子祖母
吟子祖母
それならね、そういうことやっとる知り合いがおるよ。
吟子
吟子
おばあちゃん!?
吟子祖母
吟子祖母
がんばっとるね、吟子、花帆さん。
花帆
花帆
あ、おばあちゃん! 来てくれたんだ!
吟子祖母
吟子祖母
もちろんやわいね。 『その覚悟はあるか?』なんて、
いっちょまえな口叩かれて、家で寝とるわけにはいかんからね。
吟子
吟子
うっ……まだ言う……。
吟子祖母
吟子祖母
吟子。
帰ったらなんて言わんと、今からデザインするよ。 ほら、ついてこんか。
吟子
吟子
あ……うんっ!
吟子
吟子
では、あの! 最高のライブTシャツを作ってみせますので、
楽しみにしててください!
吟子
吟子
みなさんが花咲けるように、精一杯がんばりますからね!
スクールアイドルA&スクールアイドルB
スクールアイドルA&スクールアイドルB
ありがとうございます!!
花帆
花帆
……ふふっ、吟子ちゃん。
花帆
花帆
かっこいい。
もうすっかり、スクールアイドルクラブを引っ張っていけるね。
花帆
花帆
よっし……!
あたしも、もっともっとがんばるぞ!

瑠璃乃
瑠璃乃
え……!? ステージは出なくて、いいの!?
スクールアイドルC
スクールアイドルC
はい……。
それより……!
スクールアイドルC
スクールアイドルC
誰かに、わたしの作った歌を、歌ってほしいんです!
瑠璃乃
瑠璃乃
そのパターンもあるんだ!?
スクールアイドルC
スクールアイドルC
この広いステージで、
わたしの作った歌を歌ってくれるスクールアイドルがいてくれたら……。
スクールアイドルC
スクールアイドルC
わたしのこれまでの3年間が、報われるんです……。
スクールアイドルC
スクールアイドルC
誰にも歌ってもらえなかった歌を作り続けてきた、わたしの3年間が……!
瑠璃乃
瑠璃乃
な、なるほどねぇ……!
瑠璃乃
瑠璃乃
ちなみに……その音楽データとかあったり、する?
スクールアイドルC
スクールアイドルC
はい、こちらに!
あ、でも、ぜんぶインストしかなくて……。
瑠璃乃
瑠璃乃
自分でも歌ったことないんだ!?
スクールアイドルC
スクールアイドルC
スクールアイドルになれば誰かに歌ってもらえると思ったのに、
3年間で誰も入部してくれなかったんです!!
瑠璃乃
瑠璃乃
んんん~~~……よっしゃ!
このルリが、なんとかしてみせるよ!
瑠璃乃
瑠璃乃
というわけで、ものすごく無茶なお願いなんだけど……!
姫芽
姫芽
今から覚えて、アタシたちが仮歌のデモ音源を作ればいいんですね~。
小鈴
小鈴
わかりました! 何曲あるんですか!?
瑠璃乃
瑠璃乃
100曲……。
小鈴
小鈴
いちじゅうひゃく……!?
姫芽
姫芽
わ~。 がんばったな~……。
瑠璃乃
瑠璃乃
あ、でもぜんぶ歌わなくてもいいと思うよ!?
その中の一曲でも誰かが歌ってくれればいいって言ってたから!
小鈴
小鈴
……瑠璃乃先輩。
姫芽
姫芽
あ。
小鈴
小鈴
徒町は思うんです。
歌わなくていい歌なんて、ないんだって……!
瑠璃乃
瑠璃乃
でも100あるよ!?
小鈴
小鈴
いいえ。
33曲と1曲です。
姫芽
姫芽
三等分か~。
瑠璃乃
瑠璃乃
……そう、だね……!
瑠璃乃
瑠璃乃
わかった。
小鈴ちゃんが覚悟決まってるんだったら、ルリはもうなにも言わない。
瑠璃乃
瑠璃乃
3人で分担して100曲のデモ音源を作って、会場に流そう!
そうして、気に入ってくれた人に、歌ってもらうとしよう!
小鈴
小鈴
それでこそ瑠璃乃先輩です!
小鈴
小鈴
徒町は蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに所属できたことを、
誇りに思います!
瑠璃乃
瑠璃乃
がんばるぞ~!
瑠璃乃&小鈴
瑠璃乃&小鈴
ちぇすと~~!
姫芽
姫芽
……いや、小鈴ちゃんとるりちゃんせんぱいに歌ってもらったら、
それだけで夢叶ってるんじゃ??

さやか
さやか
はい、そこまでです。
集まってください。
さやか
さやか
みなさん、お疲れ様です。
この期間、よくがんばりましたね。
さやか
さやか
本当に……見違えるほど、レベルアップしました。
これならきっと、みなさんの理想のステージが、叶うはずです。
スクールアイドルA&B&C
スクールアイドルA&B&C
ーー!
セラス
セラス
ふ、ふふ……。
や、やるじゃん、さやか先輩の指導についてくるなんて……。
セラス
セラス
でも、当日は負けないからね!
さやか
さやか
セラスさんも、お疲れさまでしたね。
途中から練習に参加してきたときには、なぜ……?と思いましたが。
セラス
セラス
さやか先輩。 『今よりもっと上手くなりたい』。
そう願わないスクールアイドルは、この世界にひとりもいないんですよ。
さやか
さやか
そうですね……そうですか?
セラス
セラス
実は……8月の合宿で、友達ができまして。
セラス
セラス
さっき張り合ってた子なんですけど……
その子が、言ってくれたんです。
セラス
セラス
わたしと一緒に作った歌を、もっと上手に歌いたいから……
だから、わたしにもう一度力を貸してほしい、って。
さやか
さやか
……なるほど。
さやか
さやか
そうですね。 自分たちで作った歌だからこそ、上手に歌いたい。
その気持ちは、よくわかります。
さやか
さやか
ありがとうございます、セラスさん。
セラス
セラス
えへへ……。
わたしもこれで、少しはみなさんのお役に立てましたか。
さやか
さやか
なに言っているんですか。
そんなの、最初からそうですよ。
さやか
さやか
たったひとりの一年生として、歌もダンスもそれ以外も、
本当にずっとがんばってくれていますよ、セラスさんは。
さやか
さやか
全員にとって、なによりも誇らしい後輩です。
花帆
花帆
さやかちゃーん!
瑠璃乃
瑠璃乃
あれ、練習終わった?
さやか
さやか
おや……お手伝いに来てくださったんですか?
花帆
花帆
んー、それもあるけど!
瑠璃乃
瑠璃乃
一瞬だけ手が空いたから、ルリたちも練習したいな、って思って。
瑠璃乃
瑠璃乃
準備は準備。
それはそれとして、新曲だって仕上げたいからねー。
花帆
花帆
うんうん! あたしたちStarring Bloomのステージの、トリを務めるんだもん!
これが蓮ノ空だーって、思ってもらいたいし!
さやか
さやか
……ふふ、それはそうですね。
姫芽
姫芽
おや~?
泉
泉
考えることはみんな同じ、ってことだね。
吟子
吟子
だね。
小鈴
小鈴
徒町もたちまち来ました!
瑠璃乃
瑠璃乃
お、蓮ノ小四辺形。
吟子
吟子
え、定着したの? その名前……。
泉
泉
仲間に入れてもらえて、嬉しいなあ。
セラス
セラス
わたしはわたしはわたしは?
泉
泉
なにか考えてあげようか?
北極星とか。
セラス
セラス
結局ひとりじゃん! やだー!
さやか
さやか
オンリーワン ヤナギダ スター……。
瑠璃乃
瑠璃乃
ダサい!
姫芽
姫芽
せらりんも、いつかステキな名前がつくといいね~。
小鈴
小鈴
ごめんねセラスちゃん。 留年してあげられなくて……。
セラス
セラス
あっ、いや、
小鈴先輩に申し訳がられるとわたしのほうこそ申し訳なく、あっ、あっ。
花帆
花帆
……ふふふっ。
スクールアイドルD
スクールアイドルD
あの……。
花帆
花帆
うん?
スクールアイドルD
スクールアイドルD
……ありがとうございますっ……!
花帆
花帆
え、なになに?
スクールアイドルD
スクールアイドルD
Starring Bloomを、開いてくださって。
花帆
花帆
……それって?
スクールアイドルD
スクールアイドルD
あたしたちの部、今年のラブライブ!、予選で負けちゃって。
全員
全員
ーー。
スクールアイドルD
スクールアイドルD
それで、三年生の先輩も、みんな引退になっちゃって……。
もう、これで今年は終わりなんだって、すごく悲しくて……。
花帆
花帆
……。
スクールアイドルD
スクールアイドルD
でも! 金沢で、誰でも花咲ける、
誰でも主役になれるステージがあるって聞いて!
スクールアイドルD
スクールアイドルD
それで、みんなでやってきたんです!
スクールアイドルD
スクールアイドルD
だから、本当に、ありがとうございます!
あたしたちがまだ一緒に居られる場所を、作ってくださって!
花帆
花帆
うん……ありがとう。
その言葉が聞けて、あたしもすごく、嬉しいよ。
スクールアイドルD
スクールアイドルD
あの、3月には、これよりもっと大きなステージが、あるんですよね?
スクールアイドルD
スクールアイドルD
まだみんなとステージに立てるなんて……。
ほんとに……夢みたいで……。
スクールアイドルD
スクールアイドルD
だから、それだけ伝えたくて! 本当に本当に、ありがとうございました!!
泉
泉
……そうか。
他の学校には、蓮ノ空のような蓮華祭がないから。
姫芽
姫芽
ラブライブ!が終わったら引退、かあ……。
小鈴
小鈴
でも、よかったですね!
吟子
吟子
うん……よかった。
Bloom Garden Partyを開く意味は、間違いなくあったんだ。
花帆
花帆
…………。
さやか
さやか
……花帆さん?
花帆
花帆
あ……うん。
瑠璃乃
瑠璃乃
……ふふっ、かーほちゃん。
花帆
花帆
あっ、ちがくて、これは……!
さやか
さやか
いいじゃないですか、今さら隠さなくったって。
瑠璃乃
瑠璃乃
そうそう。
嬉しくったって、泣いていいんだよ。
花帆
花帆
……ううん!
花帆
花帆
だってこのStarring Bloomは、みんなが笑顔になれるステージなんだから!
あたしがいちばん、笑顔でいなくっちゃ!
花帆
花帆
だから、これは。
花帆
花帆
目に汗が入った、だけだもん。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
ラブライブ!……。
……日野下、花帆。