

花帆母
花帆母
それじゃあ卒業式は、ふたばとみのりも連れていくわね。
花帆母
花帆母
あの子たちったら、機会があれば蓮ノ空に行きたがってて……。
Bloom Garden Partyも、ずっと楽しみにしているみたいだから。
花帆
花帆
うん。
花帆
花帆
ねえねえ、お母さん。
花帆
花帆
こないだまでみんなで、樹を育てるイベントをやってたんだけど。
花帆母
花帆母
ええ。
花帆
花帆
大きな、大きな桜の樹が咲いたんだ。
夢と夢が繋がって、花が咲いてく。 そんな景色が、すごく、きれいで……。
花帆
花帆
思ったの。 あたし……もしかしたら、樹になりたかったのかも、って。
花帆母
花帆母
樹に?
花帆
花帆
うん。 野山に一輪咲くお花も素敵だけど、
花帆
花帆
でも大きな幹でみんなを支えながら、
枝に花を咲かせていく樹も、素敵だな、って!
花帆
花帆
めいっぱいがんばるんだけど、でもひとつの樹に咲けるお花の数は
決まってるから、たくさんの仲間と繋がってね。
花帆
花帆
それでもっと大きなお庭を作るんだ。
花帆
花帆
だから、目指すことにしたの。 あたしはいつか樹になろう、って。
そう、たくさんの花を咲かせる、ラナンキュラスの樹に!!
花帆母
花帆母
ラナンキュラスの、樹……!?
花帆母
花帆母
ふっ、ふふふ。
そんなのがあったら、まるでおとぎ話みたいね。
花帆
花帆
そうだよ! 叶えていくからこその、光のおとぎ話だもん!
花帆
花帆
あ、それでね! あたし、またやりたいことができてね!
花帆母
花帆母
あら……。
もしかして、今から大学を変えるなんて……。
花帆
花帆
そ、それは言わないけど!
花帆
花帆
大学に行ってなにをしようかなって考えてて……。
大きなイベントを作るための、勉強をするつもりだったんだけど……。
花帆母
花帆母
花帆ちゃんが、勉強……!?
花帆
花帆
う、うん!
でも、それだけじゃなくて!
花帆
花帆
イベントを続けながら、他にもいろんなイベントを立ち上げたり。
みんなが花咲くための機会を増やすことができたら、いいな、って。
花帆母
花帆母
それはずいぶんと……すごい話ねえ。
花帆
花帆
でしょでしょ?
花帆
花帆
プロデューサーになっちゃったり、あるいは花咲きたい人を繋げる力で
マッチングするためのお手伝いなんて、しちゃったり!
花帆母
花帆母
そのうち、会社を興したりしそうね。
花帆
花帆
それいい!
株式会社Bloom the Dream!
花帆母
花帆母
まったく……花帆ちゃんのことだから、ぜんぶ冗談じゃないんでしょうね。
花帆
花帆
えへへ、わかる?
花帆母
花帆母
そりゃもう。 あなたのお母さんですから。
花帆母
花帆母
子どもの頃から、絵本作家になりたいって言ったり。
たくさん、夢を語ってたものね。
花帆
花帆
だって、夢見たらきっとなれるんだもん。
社長にも、絵本作家にも、ラナンキュラスの樹にだって。
花帆母
花帆母
でも、ちょっとだけ残念だわ。
お母さん、花帆ちゃんのステージを見るのも、楽しみだったから。
花帆
花帆
ふっふっふ。
花帆
花帆
あたしは、歌って踊れるラナンキュラスの樹!
誰かを花咲かせ続けながら、自分も花咲き続けるんだよ!
花帆
花帆
なんだって、諦めないんだから!
花帆母
花帆母
ふふ……そう。
花帆母
花帆母
それは、楽しみだわ。
花帆
花帆
だからね、お母さん。
あたしはもう、大丈夫。 大丈夫だから。
花帆
花帆
今までいっぱいいっぱい、迷惑かけて、ごめん。
花帆
花帆
でもあたし、これからもずっと、花咲き続けるから!

花帆
花帆
って、いけない!
長話しすぎて、練習遅刻しちゃうよぉ!
花帆
花帆
吟子ちゃんに怒られるぅー!
えな
えな
あ、花帆ちゃんだ!
しいな
しいな
きょうもドタバタしてるねえ。
びわこ
びわこ
がんばれー、花帆ちゃんー!
花帆
花帆
うん! ありがとー!
花帆
花帆
セーフ!
吟子
吟子
残念。 2分過ぎてます。
花帆
花帆
そんなぁ!
吟子
吟子
ふふっ。 なんて、冗談ですよ。
吟子
吟子
気づかなかったんですか?
花帆先輩の部屋の目覚まし時計、私が5分進めておいたこと。
花帆
花帆
ええーっ!? い、いつの間に……!
さやか
さやか
おはようございます、花帆さん。
きょうもやられてますね。
小鈴
小鈴
徒町はもうさやか先輩がいなくても、ひとりでばっちり起きられますよ?
花帆
花帆
えーっ!? 小鈴ちゃん、いつの間に……!
花帆
花帆
って、
あたしも吟子ちゃんに起こしてもらってるわけじゃないからね!?
瑠璃乃
瑠璃乃
これがあの、『笑顔の天才』にして、
Bloom Garden Party実行委員長、日野下花帆ちゃんの素顔かぁ~。
姫芽
姫芽
って言っても、知れ渡ってるような気もしますけどね~。
普段の配信を見てる方々なら~。
瑠璃乃
瑠璃乃
ま、それもそーか。
花帆
花帆
……あ、そうだ!
花帆
花帆
ねえ、みんな。
もうひとつ、相談があるんだけど。
花帆
花帆
あたしが『トリプル・フラワー・大作戦』のソロライブで歌った曲。
あれを、一歩を踏み出すことを乗せた、完全版にしようと思ってて。
花帆
花帆
もしそれが完成したら……その、みんなで歌うのは、どうかな?
さやか
さやか
あら。
花帆
花帆
だ、だめかな……?
瑠璃乃
瑠璃乃
っていうか、それ『みんなで歌おう』って、
ルリとさやかちゃんも言ったコトだし……。
花帆
花帆
う、うん……なんだかふたりの真似したみたいで、ごめんね!
花帆
花帆
でも、ふたりの気持ち、よくわかったんだ。
花帆
花帆
誰かと繋がって踏み出す勇気が、
花咲くことへの最初の一歩なら……。
花帆
花帆
それは、あたしひとりが歌うより、
みんなで歌った方が、より多くの人たちの心に響くはず。
花帆
花帆
最初の願いや、夢が、バラバラでも。
繋がれば、同じ夢を、夢中で追いかけられる。
花帆
花帆
これこそが、あたしの『花咲く』の答えだから。
さやか
さやか
経緯も主旨も違いますが、私たちもみなさんと繋がっていたかった。
……なるほど。 そうかもしれませんね。
瑠璃乃
瑠璃乃
そうだね、『Echoes Beyond』の時、確かにそう思った。
だからルリは問題無いよ。
さやか
さやか
もちろん、私もです。
花帆
花帆
……っていうの、と。
セラス
セラス
っていうのと?
花帆
花帆
あたしがみんなと歌いたいから! です!!
小鈴
小鈴
わぁ……欲望だぁ……!
姫芽
姫芽
あはは、清々しい~。
泉
泉
気持ちのいい俗物だ、本当に。
セラス
セラス
一緒に歌おうね、花ちゃん!
花帆
花帆
うんっ!
花帆
花帆
がんばるよ、あたし。 曲のバージョンアップも、それ以外も。
これからもずっとずっと、がんばる。
花帆
花帆
がんばることが、花咲くことだから。
花帆
花帆
この調子でいつか、ショッピングモールも建てられるように!
さやか&瑠璃乃&吟子
さやか&瑠璃乃&吟子
まだ言ってるんですか!?/まだ言ってるの!?/まだ言っとるん!?
花帆
花帆
だって。
お花は何度も、何度でも、咲き続けるんだから。
花帆
花帆
Bloom Garden Party。 『すべての人が花咲くステージ』が、叶わなくても。
いつか必ず、種は芽を結び、花を咲かせる。
花帆
花帆
『すべての人が“いつかきっと”花咲くステージ』を、
あたしはこれからも、作り続けてゆくから。
花帆
花帆
Dream Believers I believe!
誰かが願う限りーーいつか必ず、ね!