
花帆
花帆
ぴんぽんぱんぽーん!
日野下花帆です! フラワー!

花帆
花帆
きょうは、すごく大事なお話があります!
みなさん、ちょっとだけ手を止めて、聞いてください!
広実
広実
ん……?

花帆
花帆
あたしたちは『すべての人が花咲くためのステージ』を作りたくて、
このBloom Garden Partyを始めました。
花帆
花帆
でも、みんなの願いを聞いてるうちに、
今のままじゃだめだって、そう思ったんです。
花帆
花帆
どうにかしたくて、たくさんの人たちと話し合いました。
いろんな案が出ましたが、決め手は9月に開催したイベント、
Bloom Daysでした。
花帆
花帆
あのときは、Bloom Daysをより大きく盛り上げるために、
金沢の街の人たちが立ち上がって、開催期間を延長してくれました。
それと同じことをもう一度、このイベントでやろうと思うんです!
花帆
花帆
あたしたちの声に、今度は金沢の街の人たちが、応えてくれました。
だから、決めました!
花帆
花帆
それはーーこのStarring Bloomの、開催期間の延長です!!

広実
広実
…………はあ!?!?

花帆
花帆
あたしたちは、Starring Bloomの夢の形を、変えようと思います。
花帆
花帆
Starring Bloomと、そしてこの後に始まるBloom Garden Partyは、
開催期間を延長して……そして!
花帆
花帆
大きなお花を咲かせるんじゃなくて、
たくさんのステージを、お花畑を作るんです!
花帆
花帆
どんな夢だって叶えられるように!
ひとりひとりが花咲けるように!

スクールアイドルD
スクールアイドルD
え……?
花帆
花帆
スケジュールの都合がつかなかった人も、怪我しちゃった人も、
ステージが使えなかった人も、みんながみんな、花咲けるように!
花帆
花帆
この金沢で、必ずみんなを花咲かせてみせます!

花帆
花帆
あたしの夢は、『すべての人が花咲くステージ』を作ること……。
だったら!
花帆
花帆
夢の形にこだわる必要なんて、なかったんです!
花帆
花帆
ひとりひとりが花咲くステージを作る。
ひとつのステージだけでうまくいかなければ、何度でもステージを作る。
花帆
花帆
もし、集まってくれたすべての人の夢が、ぜんぶ違う形なら!
それと同じ数だけのお花畑を、作ってみせます!
花帆
花帆
それが、あたしたちの夢なんです!!

広実
広実
ってことは……。
広実の友達
広実の友達
トロッコ……使えるってこと!?

社会人のお姉さん
社会人のお姉さん
ねえねえ!? 今!
……えっ、配信されてる!? 見てた!?
社会人のお姉さん
社会人のお姉さん
私たち、同じステージに立てるよ!

花帆
花帆
……こんな、あたしの急な思いつきに勇気をくれたみんな……。

花帆
花帆
そして、この夢に賛成してくれたみなさん……。
本当に、ありがとうございます。
花帆
花帆
改めて、言うね。
花帆
花帆
みんな! このStarring Bloomのステージで!
『繋がる力』で!
花帆
花帆
みんなで一緒に、花咲こうね!!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
……日野下、花帆……。
やっぱり、また……!


花帆
花帆
わ……。 ……遅くなっちゃった。
花帆
花帆
でも、うん……。
花帆
花帆
よかった……。 これで、ようやく……。
すべての人を花咲かせたって、言えるんだ……。
花帆
花帆
えへへ……。
あたしってほんとに、幸せだな……。
花帆
花帆
夢を、叶えられるんだ……。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
待って。
花帆
花帆
えっと……。 あ、最初に声をかけてくれた子、だよね!
先輩と同じステージに立ちたくて、来てくれた。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
……いい、演説だったね。
花帆
花帆
あはは……。 ありがと。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
『繋がる力』。
ーーそれでまたあなたは、自分たちの願いだけを、叶えるつもりなんだ。
花帆
花帆
え?
それは、どういう意味……?
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
私を覚えてない? 日野下花帆。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
そうでしょうね。
あなたたちには、私なんて見えてなかった。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
私は、新潟県立晴里高校のスクールアイドル。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
2年連続でラブライブ!北陸予選を敗退したーー。
ーーあなたたち蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブに夢を奪われた、
スクールアイドルだよ。
花帆
花帆
ーー。
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
私たちの願いは、もう二度と叶わない。
言いたかったのはそれだけ。 じゃあね。
花帆
花帆
ーーま、待って!
花帆
花帆
あの、えっと……! でも、あたしたちは……!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
……そういう、強引で、思いつきで喋るところ、いつもうんざりしてた。
花帆
花帆
ね、せめて話を! 話をしよ……!?
花帆
花帆
あたしたちの想いを聞いて、あなたの想いを、
聞かせてもらったら……そうしたら、きっと!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
そうしたら、なに?
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
あなたと“繋がった”ら、時間が巻き戻るの?
私たちが叶えられなかったラブライブ!優勝の夢を、もう一度叶えられるの?
花帆
花帆
それは、できないけど……!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
だったら余計なことは言わないでよ!
踏みにじられた花のこと、少しも気にしたことなんてないくせに!
花帆
花帆
っ!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
ラブライブ!決勝大会は、私たちにとっても、夢のステージだった!
それを、あんな風に署名を集めて、反対意見を封じ込めて!
贔屓した友達を、無理矢理ステージにあげた!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
あんたたちは、私たちの夢を潰しただけじゃなくて!
その夢を、嘲笑ったんだ!
花帆
花帆
そんな……!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
なにが『繋がる力』だ!
そんなのーーあんたが、自分の願いを叶えるためだけの道具じゃないか!
お手伝いのスクールアイドル
お手伝いのスクールアイドル
このイベントで何万人が、何十万人があんたたちに感謝しても!
あたしだけは絶対に、許さないから!
花帆
花帆
あ、あ……。
花帆
花帆
踏みにじられた、花……。
花帆
花帆
あたしは…………あたしは……。


花帆
花帆
……。
花帆
花帆
あたしたちが、奪った、夢……。
花帆
花帆
二度と叶えられない、夢を……あたしが、嘲笑った……?
花帆
花帆
そんなのって……。

花帆
花帆
……。
花帆
花帆
あたしは……。
花帆
花帆
あの子に、なにも言えなかった……。
花帆
花帆
ーー。

花帆
花帆
あの、署名お願いします!
どうしても、ステージにあげて……夢を叶えたい人が、いるんです!
花帆
花帆
『繋がる力』で、その願いを、叶えてあげたいんです!

花帆
花帆
……あのとき。
花帆
花帆
協力してくれない人も、たくさんいて……。
署名に書いてもらった反対意見だって、ぜんぶしっかりと読んで……。
花帆
花帆
あたしはちゃんと、
ひとりひとりの意見に向き合ってた、つもりだったのに……。
花帆
花帆
ほんとは、ぜんぜん……向き合えてなんて、なかったんだ……。
花帆
花帆
だって……。
花帆
花帆
だって!
あの子も……泣いてた……!
花帆
花帆
こんなあたしが……誰かの願いを叶える資格なんて……っ!
梢
梢
一緒に、夢を信じてくれる……?
花帆
花帆
もちろんです!
花帆
花帆
あたしたちでーー夢を叶えましょう!

花帆
花帆
あ…………。


セラス
セラス
あのね、花ちゃん。あのね。
セラス
セラス
わたし……なんて言えば、いいか。

花帆
花帆
なんにも言わなくていいんだよ。
ただ、笑って、せっちゃん。
花帆
花帆
あたし、せっちゃんの笑顔を花咲かせたかった、だけだから!

セラス
セラス
……うん!

花帆
花帆
あたしは……。
花帆
花帆
あたしはそれでも、みんなの、笑顔を…………っ!
吟子
吟子
花帆先輩!
花帆
花帆
……えっ?
吟子
吟子
ライブTシャツの打ち合わせ、帰ってからするって言ってたのに、
電話もぜんぜん出ないで……。 ……って。
吟子
吟子
花帆先輩……?
花帆
花帆
あっ、えっと、これは!
花帆
花帆
そ、そうだよね! ごめんね! 今、行くね!
吟子
吟子
……なにがあったの?
花帆
花帆
別に、大したことじゃ。
吟子
吟子
花帆先輩。
吟子
吟子
なにが、あったの?
花帆
花帆
吟子ちゃん……っ。
花帆
花帆
あたし、みんなの夢を叶えるんだって、そう思ってたのに……!
花帆
花帆
『繋がる力』は、あたしたちの夢を叶えるためだけのもので……!
だからあたしを、許さないって……それで……!
花帆
花帆
梢センパイを優勝させたかった気持ちも、
せっちゃんをステージに上げたかった気持ちも……!
花帆
花帆
みんなの笑顔を花咲かせたい気持ちだって、
嘘じゃないのに!
花帆
花帆
あたし、あたし……!
花帆
花帆
うわぁぁぁ……!